ホイールバランサー |
事前準備として、エアは適正空気圧あたりに充填しておいてください。スプロケット・ハブダンパー等は取り去っておいた方が正確に作業できます。 古いウェイトはすべて取り去ってください。ベアリングやシールに異物やさびがついていると正確なバランス取りができませんのでパーツクリーナーや耐水ペーパー等できれいにしてください。 付属のシャフトでホイールを串刺しにします。この際、ホイールベアリングと付属のシャフトがガタガタでも全然問題ありません。 ホイールのゆがみや左右の振れを測定する「ダイナミックバランス」と違い、タイヤ交換の際に「軽点」と「重点」の狂いを修正してやる、いわゆる「スタティックバランス」というやり方です。 また、ウェイトを取り付けるのはホイール幅の中心でなくても構いません。要するにリムの端っこに取り付けても影響が全くないと考えてください。二輪車くらいのホイール幅ではOUT-INは、ないに等しいと考えて下さい。これは時速300㎞で疾走する全日本選手権のマシンや世界GPでのワークスマシンでもブリヂストン・ダンロップ・ミシュラン・ピレリやメッツラーはまったく同じ方法や考え方で作業しています。 いわゆる、コンピューターバランサーより精度が高く作業できるので、手回しでバランス取りをする、ということです。 今からホイールを修正するわけではないので、どうしても「ダイナミックバランス」を取りたい方はホイールの修正屋さんで見てもらってください。 |
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①まず、ビードがちゃんと上がっているか確認する作業です。 毎秒1周くらいの早さで軽くホイールを回してみます。この時点でビードがエア充填できちんと上がってなければタイヤのショルダー部(タイヤの接地面の両端)が大きくモコモコします。問題なければタイヤの回転を手で止めます。 ※もしモコモコしたらもう一度ビードを落としてエアを充填し直してください。 |
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②タイヤをぴたっと手で止めてから手を離します。 すると、バランスがとれていなければタイヤの重い部分が下方向めがけて移動し始めます。 そのまま放置すれば、数分後には一番重い部分を下にして静止します。 しかし、時間がもったいないので時間短縮のため、ある程度予測しながら手で早送りして、一番重い部分を見つけてください。 |
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③重い部分を一番下にしてぴったり止まっているということは一番上の部分が軽いので、この部分に同じく重くしてつり合わせてやる、という作業をします。この軽い部分にウェイトを貼り付けるのは確定していますので、見失わないように・・・。 ショルダー部分にチョークで印を付けておきます。 ウェイトがクリップタイプの場合は必要ありませんが、貼り付けタイプの場合は、その印の辺のリム部分の「たぶんこのあたりにウェイトを貼り付けるんだろうな」というところをパーツクリーナーできれいに汚れや油分を拭き取ります。そしてチョークで付けた印が真横に来るように回転させ、ぴたっと止めます。
そうすると、もちろんまた同じ位置めがけてホイールは戻ろうとします。 この、戻る早さで一番最初何グラムから貼り付けてみようか、と決めて下さい。 もちろん同じ重さの狂いでもフロントとリヤの戻る早さは違います。 このあたりの勘は、数本の作業をこなせばすぐになれてしまいます。最近のスーパースポーツの1000ccクラスではフロント10g~20g、リヤで25g~40g位から始めてもらうことになるでしょうか? |
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④これかな?と思うウェイトを付けてみます。 クリップ式でしたらそのまま付けて頂きますが、貼り付け式の場合はその重さで決定したわけではないので再利用できるよう、剥離紙を半分だけめくり、横方向に「チョイ貼り」して下さい。 そしてまた横方向に回転させてぴたっと止めます。 チョークの部分が上方向にゆっくり動き出せばまだ重さが足りないということですし、下方向に動けば重すぎた、ということです。 印の部分を真横に持ってきても上にも下にも動かなくなるまでこの作業を繰り返してください。いずれは動かなくなるところがあります。なんとな~く動き続ければ5gぐらいの範囲で調整して下さい。 でもなんとなーく動いてる、このあたりでコンピューターバランサーならすでにOKを出してしまってます。しかし時速300㎞で疾走するわけではないんでしたら、「なあ~んとなあ~く動いてるよな~」くらいでも全然OKです。 でも、ここまできたんだから動かなくなるまでやってしまいましょう! |
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バランス取りはこれで終了ですが、サーキットでのタイヤサービスではウェイトの上からホイールと同系色の布ガムテープを貼り付けてホイールにより確実に密着させています。 その際どうしてもテープにしわが寄ります。でもそこがとってもレーシーです。 やっぱり気になる、という人は貼らなくてもよいでしょう。 |
品番 |
品名 |
希望小売価格 |
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JT-911-15(旧911) | ホイールバランサー15(φ15シャフト付き) | ¥13,500 | |
JT-911-12 | ホイールバランサー12(φ12シャフト付き)※ | ¥13,500 | |
※12/1より JT-911 → JT-911-15 と品番・名称変更となります。価格・セット内容・JANに変更はありません。 | |||
JT-911S-12 | バランサーシャフトφ12※ | ¥1,200 | |
JT-911S-15 | バランサーシャフトφ15 | ¥1,200 | |
JT-911S-17 | バランサーシャフトφ17 | ¥1,900 | |
JT-911S-20 | バランサーシャフトφ20 | ¥2,600 | |
JT-911S-22 | バランサーシャフトφ22 | ¥3,200 | |
JT-911S-25 | バランサーシャフトφ25 | ¥3,960 | |
JT-911S-28 | バランサーシャフトφ28 | ¥4,920 | |
JT-911W-1 | バランサー板ウェイト計60g×1 入り | ¥500 | |
JT-911W-5 | バランサー板ウェイト計60g×5 入り | ¥1,800 | |
JT-911W-10 | バランサー板ウェイト計60g×10入り | ¥2,500 | |
JT-911B | 911用補修用ベアリング4個入り | ¥1,600 | |